サザエさん症候群って?

日曜日の夕方に放送されているアニメ「サザエさん」を見たあとに、翌日から始まる仕事のことを考えて憂鬱になってしまうことを『サザエさん症候群』というようです。また、同じく日曜日の夕方に放送されるアニメから「ちびまる子ちゃん症候群」という人もいるようです。

男性も女性も20代・30代・40代は体力と知力が充実している時であり、多くの重要な仕事を任される頃でもあります。人生においても、本来は婚活を行うべき重要な時期ではありますが、仕事に忙殺され悩みも多い世代です。

まさに『サザエさん症候群』は、日曜日になるとそのような人々に襲い掛かってくるのです。
※「サザエさん」も「ちびまる子ちゃん」も素晴らしい国民的アニメで全く責任はありません。

『サザエさん症候群』でよくある症状

・胸がザワザワする
・嫌なイメージが頭を過る
・不安に苛まれる
・こんな状況が一生続くのかと嫌気がさす
・睡眠が浅い
・食欲が減る
・頭痛がする
・胃がキリキリ痛む
・倦怠感
・微熱が出る
・意味も分からず涙が出る(止まらない)

この症状は、主に、サザエさんのエンディングテーマが流れるころからじわじわと実感してくるものです。

私自身も経験があります。

サザエさんは昭和の日本を懐かしめほんわかした内容であるため、現実にもどるとその落差に憂鬱感が半端ではなくなります。これは、全く持ってサザエさんの責任ではありません。

『サザエさん症候群』になる原因

◆肉体的な疲労・精神的な疲労

仕事が忙しすぎて身体的に疲労が溜まっていると『サザエさん症候群』になりやすい状態です。やらなければならないことが多く、やってもやっても状況は変わらないと、身体だけでなく精神的にも疲れてしまいます。人間は、この精神的な疲れが実は一番こたえるのです。

◆プレッシャーを感じる

明日月曜日から迫りくる多くの仕事が頭をよぎり、「上手くこなせるだろうか?」「あれは・・・だったっけ?」と次々やってくる仕事のプレッシャー、心配事が原因となります。

◆人間関係での悩み

仕事には人間関係の悩みがつきものです。週末の少しの時間は、出社しないことから気を紛らわせることができますが、サザエさんが終わったころには、いよいよ頭の中が仕事モードになり、あの嫌な人間関係がドスンと気持ちを暗くしてしまいます。

以上、サザエさん症候群になる原因をあげてみました。

サザエさんは昭和の時代の典型的な幸せな家族の日々を映し出したアニメです。

なので、久しく国民的アニメとして多くの人々に親しまれています。

3世代家族で暮らし、ご近所や同僚・友人とも仲良く幸せそのものの昭和の社会・家族を描いています。

人は、日常の当たり前の出来事が、後ほど、「キラキラして素敵な時間だった」と思えるようになったりします。

サザエさんは、それを思い出させてくれる。

また、小さい頃、家族の団欒の中でサザエさんを、TVで見た人も多いのではないでしょうか。

今見ても改めて家族の愛情・温かさ・懐かしさを思い出さずにはいられません。

「ちびまる子ちゃん」も家族の何気ない日々を描いており同じことが言えますよね。

特に、20代・30代・40代の男女において、『サザさん症候群』になる原因で、私がもう一つあげたい大きな原因は・・・

🔶支え合える幸せな家族がいない不安さ(こんな忙しくては結婚もできず幸せな家庭を築けないかも)

「サザエさん」も「ちびまる子ちゃん」も、日々の何気ない出来事から昭和の家族の温かさ・近隣住民との温かい触れ合いを描いています。

家族の何気ない日々をコミカルにそして何か心落ち着くほんわかさ、哀愁を感じさせてくれるアニメです。

「家族っていいな」「家族で支え合う何気ない日々っていいな」「家族の有難さを再認識し明日から頑張るぞ!」ということを週はじめに再認識してもらうのが、もともとの番組意図かもしれません。

しかし、世知辛く余裕のない時代になってしまった今、明日からの現実の世界がいよいよ頭をよぎってくる。不安・ゾワゾワ感・焦り・倦怠感・プレッシャー・頭痛・腹痛・・・等々、逃げ出したくもなります。

『サザエさん症候群』の乗り越え方

・休日に寝だめしない・週明けは短めのタスクで仕事をスタートする・思い切って転職する・・等々、テクニカルな乗り越え方は色々ありますが、一番良い方法は・・・

🔶休日明けの日に楽しみを作る

目的地を持って一人でドライブや見たい映画を観たり、コンサート等に行くのもいいかもしれません。

普段、ジムやヨガに通いある程度リフレッシュができている人でも、残念ながら『サザエさん症候群』に苛まれることがあります。

今までの日常のサイクルを淡々とこなすだけではく、そこに、「心の底から楽しみに思えること」を作る事が大切です。

この「心の底から楽しみに思えること」は、一人ではなく「大好きな人」「人生のパートナー」と共に楽しめたら、それが、『サザエさん症候群』から抜け出す一番の特効薬と言えます。

特効薬と言ってもじわじわ効いてくる漢方薬。局所を科学的に治すものではなく身体の中からじわじわと改善していくものです。

婚活は自分磨き・幸せを掴むキーポイント

人はひとりで生きていくのは正直、なかなか辛いものです。「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」にあるように、家族という仲間、そしてその支えがあるから、日常の何気ないことにも幸せを感じ、生きて行けるのだと思います。

過酷な仕事の中で一人で生きていくことは、誰でも不安や焦燥感を感じるのは当然のことです。

「人」という字は、人と人が支え合っている姿を描いた字です。

人はひとりで生きていくのは正直、なかなか辛いもの。

「仕事が忙しくて、異性と出会う機会がない」「週末に婚活している気力や体力がない」などと理由を付けて、婚活を怠る傾向があります。

本当にその気があれば、時間は作れるものです。

あれだけ激動の時代を生きた英雄たちは、仕事が忙しすぎて結婚ができなかったでしょうか?

維新のために駆けずり回った西郷隆盛・木戸孝允・大久保利通など維新の三傑にもしっかり奥様がいました。

忙しくしているのは、実は自分自身であり、自分の中の優先順位をドラスティックに変えてみることで事態は大きく変わるものです。

仕事は生活していくうえでも自分磨きにおいても大切なものであることは間違いありません。

ただし、人生を考えた時に、仕事は単なる手段でしかないのも事実なのです。

生きる喜び、自分は何のために生きているのか。

「仕事」を全うして生涯を終えることだけが人生の意味することではありません。

唯一無二の人と寄り添い、支え合い、共に過ごす何気ない日々の中にたくさんの幸せが詰まっているのです。

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