これは全ての場合にあてはまることではないが現実にある話だ。

婚活を始めるにあたり、マッチングアプリから始めようと思い立つ。たくさんの人が登録していると聞く。周りでも登録している人が多いし効率もよさそうだ。

いざマッチングアプリに登録してみたところ、思いのほかすぐにマッチングしたので最初の約束を取り付け会ってみた。

「あれ～、こんな素敵な人がくるの！ラッキー」と思わす小躍りしてしまうような異性が現れた。お相手の方も気に入ってくれてるようでとんとん拍子に「お付き合いしましょう」となった。「最高！まさに運命の出逢いだ！！！」

熱い気持ちを抑えられない中、自宅に帰り一息ついていると、ふとあることが頭をよぎった。

「このアプリの向こう側には何万人もの異性が登録しているそうだ・・最初に会ったかたがあんな素敵な方だということは・・・・、もっと素敵な方がまだまだいるのではないか！？」と。

普段の癖でふとアプリを開くと、別の人とも新たにマッチングが成立していた。こんな美味しいことはないと悪魔の囁きが聞こえてくる。

「今日のお相手はキープしておいて、この方とも会ってみよう！」「また新たなお相手にリクエストしてみよう！」と。頭の中は、宝の山を掘り当てた心境になっているのだ。

もちろん今日のお相手と出会ったアプリは退会する。が、複数のアプリに登録しているので、まだまだ永遠出会いが拡がるといたわけだ。

ギャンブルも同様らしいが、最初の成功の味が忘れられなく、途中失敗があっても、永遠と同じ成功を求めてしまう性質が人間にはあるようだ。もちろん人にもよるが。

ここから、マッチングアプリ中毒が始まる。中毒の怖さは、一度なるとなかなか抜け出せないところだ。一度脳に焼き付けられると、その「快楽の喜び」を削除するのはなかなか難しい。

マッチングアプリも婚活において出会いのツールとして決して悪いものではない。素敵な出会いをみつけるために活用する手はもちろんある。しかし、利用する際には、自分自身の中に一定のルールと期限をしっかり定めておくことが何よりも大切と言える。そして、自分自身をしっかりセルフコントロールできる素養が求めれるのだ。

これが無理な人は、結婚相談所などで信頼できるプロのマリツジカウンセラー等、専門家に婚活マネージメントを任せたほうが成婚も早まり安全に結婚まで導いてもらえる確率は高くなる。

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