新人スタッフFです。

ゴールデンウイーク、みなさまはいかがお過ごしでしたか??

私は、京都まで足を運び南禅寺など名所を訪ねてきました。もちろん東京駅からは、夜行バスで!!

いつ行っても京都の街並みは昔を今に伝えてくれて懐かしさを感じます。

さて今回は、「こころで相手を見る」の題目で、私の大学時代からの友人K君のお話しをご紹介します!!

私の大学時代の友人にK君がいる。大学に入学してすぐに友達になったグループの一員だ。

彼は男同士でも好感を持てるとてもいいやつで、見た目も女性受けする。

正直、私は「自分のほうが外見勝っとるやん!」と勝手に思っていたが、現実は残酷にも違っていたようだ(トホホ・・)。

勘違いの甚だしさは、今思い出しても恥ずかしくなる。

彼は、学内において小学校からエスカレーションで上がってきた(俗にいう「あがり」)美人女子大生に特にモテにモテだった。

私など郊外で育った人間からすると、お洒落で洗練された東京の女子大生にモテモテのK君はキラキラ光って映り、仲間として誇りでもあった。彼はそれを全く自慢することもない。

そんなある時、私の耳に衝撃的な情報が舞い込んできたのだ・・・・。とんでもないスキャンダル、スクープ情報だ!

私はその情報に狼狽し我を失ってしまった。

その衝撃的な情報とは、全く想定外の女性YさんとK君が付き合いはじめた!といったものだった。

思い返してみれば、以前、雑談の中で、K君は私にある質問をしてきたのだ。

「Yさんてどう思う?」と。

私は、電光石火、間髪を入れず「Yはないだろ!」(彼女としては絶対ムリの意味)と断言してしまったことがあった。おまけに、そばで聞いていたS君まで、「いくらなんでもYはないな~」ととどめを刺したのだ。

その時は、なんでK君がこんなことを聞いてきたのか不思議であった。「まさまのまさか」だったので。

よく結婚式の挨拶でどこかのおじさんが、「人生には3つの坂がある。上り坂、下り坂、そしてまさかだ!」なんて話をしているが、それは適当なことを言っているのではなく、正しいことなのだ。

K君が、Yさんと付き合っているなど、地球がひっくり返ってもあるはずがない・・・。あんな美人たちに取り囲まれていた男が・・。

私は、完全なフェイクニュースであって欲しいと祈った。

そして今、K君はYさんと幸せな結婚生活を送り、2人の娘さんに恵まれ家族仲良く暮らしている。

後日、K君になぜ心が動いたのか聞いた。

Yさんが、大学入口付近にある電話BOXに車を激突させてしまい破壊してしまいったことがあったそうだ。

Yさんは、K君にSOSの電話、心優しいK君は、自宅から大学まですっ飛んできた。

動揺し狼狽しているYさんではあるが、K君が現地に到着ししばらくすると冷静さを取り戻し、2人で事の対処にあたったという。

その難局を二人で解決している過程で、K君は、Yさんの純粋な人柄や内面の素敵さを知り、徐々に愛しく思うようになったそうだ。

ちなみに、Yさんは、ずっとK君に憧れていたのは言うまでもない。それまでに何度かK君にアプローチしたが、K君が都度断っていた。

人の縁とは不思議なものだ。

私は、この出来事により大学2年にして多くの学びを得ることができた。

当時の自分は、友達に誇れる美人な彼女を持つことがステータスだと考えていた。

もちろん相手の性格の良さは重要だが、それはひとまず横に置いて、顔やスタイル・お洒落さなど、外見から入りその後、内面を見るといった感じだった。

でも本当の「愛」や「幸せ」って、そんなところから入るものではないことに気づかされたのだ。

K君は心で相手をみていたのであろう。芯の通った「恋愛」「愛情」とは何なのか、とても大切なことを教えてもらった。

お付き合いが始まった直後のクリスマスに、Yさんからフランス料理でのディナーに誘われたそうだ。セッティングはYさんのお母様がされたとのこと。

彼はこれまでフランス料理のフルコースなど見たことも食べたこともなかった。もちろんテーブルマナーもホークやナイフの使い方も分からない。

普段は、大学近くにある地味なビストロで雑にホークを使い、ばかでかいハンバーク定食を食べる程度の男が対処できるはずがない。

当時の私がその立場なら確実に即死だ。

席に着くなり、彼は冷や汗が流れたという。

おまけに、お店のホールスタッフ(ウエイター)から「食前酒はいかがされますか?」と彼女より先に聞かれてしまったそうだ。

「食前酒ってなんなん・・・???」

「普段、メンバーでよく行く居酒屋天狗のドリンクメニューにあるやつを言えばよいのか・・・やばい・・・どうしよう」(彼の心の叫びが聞こえる)

「あ・・・は。。。コークハイを!」

おいおい高級フレンチレストランにそんなもんあるはずないだろ~~。

どこまで愛しいK君だんだ!!

ぎゅっと抱きしめてあげたくなる(ちなみに私はそのけはない)。

日本男子全員がK君ならば、素敵な国家になるだろうな~。今日もK君は家族のために頑張って働くのだ!!

「真実の愛」っていいな~

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