新人スタッフF です。今回は「人を雑に扱わない」のテーマでお話しします。
小林一三さんをご存じでしょうか?
鉄道を中心とした都市開発(不動産事業)、流通事業(百貨店・スーパーなど)、観光事業などを一体的に進め相乗効果を上げる私鉄経営モデルの原型を独自に作り上げ、阪急百貨店、宝塚歌劇団、東宝等、阪急東宝グループを創業した人物です。
彼は、飲食店でライスだけを注文する若者たちを見て、周囲にこう語ったといいます。
「たしかに彼らは今は貧乏だ」
それに続けて、「でも、彼らは後々大人になりもっと成熟し家族ができ、家族みんなで食べに来てくれるかも知れない。ここがいい思い出になればいい。だから、雑な扱いを決してしてはいけない」と。
私が小学生の頃、よく家族で行く回転寿司屋さん(チェーン店ではなく個人営業)に友人5名と行ったことがある。
そのお店には、横綱・大関・関脇の札がかかっていて、横綱:〇〇さん30枚達成、大関:〇〇さん25枚達成、関脇:〇〇さん20枚達成と書かれていた。
「そんな食う人いんの???」「金持だな」「いいな~」
みんな、毎月親から貰う小遣いで行ったので、何皿も食べられない。
一人、3皿ぐらいだ。
そこで、腹を満たすために、全員がガリを食いまくるのだ。
美味しいガリで、いくらでもお腹の中に入っていく。
もはやガリが主食で、お寿司はおまけ状態だ。
生まれて、こんなにガリを食べたことは今までなかった。
世界一うまいガリだ!
すると、回転寿司屋のおばさんが、「ぼくたち、ガリばかり食べてないでお寿司食べてね」と言ってきた。
しゅんとしながら、5人それぞれが、ノルマ?の3枚をクリアーし退店した。
「美味しかった~」
「でも、あのおばさん、あの言い方はないよな~」「ケチやな~、ガリぐらいいいじゃん」
そして、それぞれが、家に帰り、親に、おばさんのケチ度合いをとうとうと語ったのだ。
それからというものの「ケチなおばさんがガリを食べさせない回転寿司」というレッテルを貼ってしまった。
悪いのはガリを食いまくった僕らなのに~おばさん、本当にごめんなさい。
でも、大好きな回転寿司屋さんであることは変わりなかったが、足は遠のいた。
やがて翌年、その回転寿司屋さんは、つぶれてしまった(涙)。
小林一三さんの、「でも、彼らは後々大人になりもっと成熟し家族ができ、家族みんなで食べに来てくれるかも知れない。ここがいい思い出になればいい。だから、雑な扱いを決してしてはいけない」を聞くと、この幼き頃の話しを思い出してしまうのだ。
婚活においても一番大切なのは、お相手を雑に扱わない、ご縁を無碍にしないこと。
例えば、お見合いしたお相手が、「会ってみたら写真とイメージが違った」とか「話しがあまり合わなかった」場合、態度をあからさまに表す人がいますが、これはも~、話になりません。
幸せはこないでしょう。
人間力を1から鍛え直す必要があります。
結果として、お相手を雑に扱う人は、自分に跳ね返ってきて、自分を雑に扱うことと同じだからです。
くれぐれも、婚活におけるお相手の方、そしてそのご縁を雑に扱わず、大切に扱うようにしましょう。
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