新人スタッフFです。唐突ですが、そもそも、この世の中、何から何まで自分に合っていて永遠に自分の満足感を満たしてくれる人なんているのだろうか?その課題に直面するのが、結婚相手かもしれません。結婚相手とは、いやおうなしに一生共に暮らしていくことになります。しかし、そのお相手が、死ぬまで自分の満足感を満たしてくれるものと考えることは、ややおこがましくも感じます。そんなわけで、本日は「ものごとの捉え方」の題目でお話しします。
以前、このブログの中で、樹木希林さんの娘さんである也哉子さんが「なぜ、あんな人(内田裕也さん)とずっと別れないでいるの?」と聞いたところ「あの人とうまくやっていけなければ、誰ともうまくやっていけない」と言われた、とのお話しを紹介したことがありますが、その時、樹木希林さんは、「どんなに破天荒でもひとかけらの純なものがあるから」との言葉も添えていたそうです。
樹木希林さんは、内田裕也さんと結婚する前、若かりし頃、別の方と結婚していた時期があります。
心優しいお相手で、穏やかな結婚生活を送っていたそうです。
ところが結婚して5年が経つ頃、突如、虚無感が襲っていて自分の中からメラメラと燃えたぎるマグマのようなものをどこかにぶつけたくなり、幸せな夫婦生活を解消してしまったとのこと。ちょっとその感覚は今の私には分かりませんが。
その後、ブラックホールのような虚無感に襲われ、生きる気力さえも失いかけている時期に、数々の哲学書等を読み漁ったそうです。
そんな時にひょっこり目の前に現れたのが内田裕也さんだったとのこと。
あくまでも、これは私の勝手な推測ですが、この時に、古代ギリシャの哲学者であるソクラテスに関する哲学書か何かを樹木希林さんは読んでいたのではないかと推察してます。
それはなぜかと言うと、ソクラテスの妻のクサンテイッぺは夫であるソクラテスを人前で罵倒したり、水を浴びせたりなど悪妻として有名だったのですが、ソクラテスに妻との別れを勧めてくる友人に対して、彼は「この人と上手くやっていければ、誰とも上手くやっていけるだろう」と意に介さなかったそうです。
おそらく樹木希林さんは、このお話しを知っていたのではないか・・・。
ものごとは見る角度や捉える方向によって、様々な発見があります。
視点を変えることで、マイナスのものごともプラスに転じることがあるように思えるのです。
一方向からだけでなく、多角的にものごとを捉えることができれば、新たな境地を切り開ける。
真剣に婚活をしていて、「本当にこの人でよいのか?」と悩む方も意外に多くいらっしゃいます。
それはそうですよね、結婚するお相手でだいたいの人生は決まりますので、慎重にならないほうがおかしい。
それは普通です。
也哉子さんが、母親である樹木希林さんに本木雅弘さんとのお付き合い、そして結婚について相談したところ、「結婚はしてみなくてはわからないことがある」みたいなことを言われたそうです。(確かそのような内容だったかと・・・)
これって、ある意味真理と言えるかも。
私には分からない達観した世界の話しではありますが、なんとなく、そうなのかなと思う。
でも確かに言えることは、そんな時、お相手のマイナス分析に没頭するのではなく、一歩引いて多角的に捉えてみる。
つまり視点を変えてみることが大切なことは間違いないでしょう。
そうすると不思議や不思議、新しい境地に至れるのかもしれません。
人生、全て勉強になりますね!


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