新人スタッフFです。現在は人生100年時代と言われますが、少なくとも最近生まれた赤ちゃんや、今幼稚園ぐらいのお子さんは、この人生100年時代が現実的なものとなるのではないでしょうか。サザエさんの磯野波平は54歳、磯野フネは52歳、サザエさんは24歳です。昭和のあの時代は、そんなもんだったわけですが、今の54歳、52歳はあんなおじいさん、おばあさん感はありません。そもそも、今の人は、昔より若返っていることは間違いありません。そんなわけで、今日は「寿命に何歳上乗せできるか」の題目でお話しします。

今、お話ししたとおり人生100年時代に突入したわけですが、そうすると人は100年分の経験しかできないことになります。

この100年に更に+αができないだろうか?

人ぞれぞれの生き方、意識の違いによって経験値も千差万別で、その濃度は人により雲泥の差があります。

では、この100年しかない人生を濃いものとして、更に年齢を上乗せする方法はあるのか?

私は「ある!」と断言します。(・・・・たぶん、ある!)

それは、「読書」。(これは間違いない)

人が一人で人生の中で、得られること、体験や経験から学べること、知識だけでは得られない知恵を得ることには限界があります。

人が人生で経験できることなど、正直たかが知れ、薄っぺらいものでしかないように思います。

しかも、自分に都合のよいように折り合いをつけて、自分なりの価値観や人生観を持つ。

そもそも人生は、驚くほど短く「あっ、という間に終わる」のです。(私は、まだまだ生きるがそんな気がする・・・)

脳があたかも長く生きてるかのように錯覚しているだけ、というか、脳はそういう作りになっている。

本は、色々な人が今まで経験してきたことをバーチャルでなぞることができ、その人の人生を体験できます。

また、多くの知恵や困難にぶちあたった時のヒント等も得ることができるのです。

そして、その疑似体験から得られる知識や知恵、自分自身の気づきを礎にして、少しずつ自分の行動を変えてみることで、とうてい一人では行けない場所に辿り着き、その素敵な景色を見ることができるのではないでしょうか。

もちろんそこでは人としての成長が実感できます。

つまり、本を読んでそこから学び続ける限り、自分の今の年齢や寿命に加えて更に年齢を上乗せした自分になれるのです。

よく「出世は読書量に比例する」と言われます。

確かに社会的に成功を修めた方々からお話しを聞くと、超多忙な中でも、半端ない読書量に驚くことがあります。

少し話は脱線しますが、以前、私は、会社の役員に資料を説明するため役員室に入りました。

部屋のテーブルの上には、新刊本や名著と言われている本がたくさん積み上げてあったのです。

話しを伺うと、さきほど外出した際に東京駅のそばにある丸善に立ち寄り大人買いしたそうです。

「来週、○○さんの『雑談』をテーマにした本が出版されるんだよ、読まないとな!」と言っていたことが、今でも鮮明に思い出されます。

「雑談まで学ぶんかい!??」と心の中で突っ込みをいれていた自分がいました。

今では、数多くの「雑談」に関する本が出版されていますね。

さて、話しを戻します(笑)

WBC優勝監督の栗山英樹さんが、日本ハム監督時代に大谷翔平選手に渡した本として有名なのが、日本経済の父と呼ばれる実業家渋沢栄一さんが書いた「論語と算盤」です。

栗山さんは、「外にもヒントは一杯ある。人として成長できれば、野球も絶対成長できる。」との考えを持っておられ、大谷選手が愛読する本として「運命を拓く」(中村天風著)、「富の福音」(アンドリュー・カーネギー著)を紹介しています。

「翔平の部屋って本であふれているんだ。(新人も)そういう選手になって欲しい」と栗山さんは言います。

どんなに頑張っても自分一人の人生で学べること、経験できることには限界があります。

「寿命に何歳上乗せできるか」

一度しかなく、あっという間に終わる人生。

大谷選手のように、本から色々学び、人として成長することで最大限のパフォーマンスが発揮できるようです。

婚活も同じ。

婚活は、人生で最も大切な時期でもあります。

自分を磨き、自己成長することで輝く自分になれる。そして「選ばれる人」になれるのです。

残念なことに、自分磨きだけは、ごまかしが効きません。

婚活においては、人としての魅力(人間力とでもいいましょうか)、思考の深さ、会話の引き出しの多さ等々、VRメガネを外したお相手からすると、あられもなくその実態は見えてしまうものです。

婚活で一番大切なことは「気づき」です。

「気づき」は、薄っぺらい今までの経験や思い込み、先入観、偏見からは生まれません。

「気づき」を与えてくれるのは、多くの偉大なる他人様が経験し学び取ってきたエキスです。

入社式で「人の話を聞くときは、自分のコップを空にしておかなくてはならない。」と言っていた方がいました。

昔、放送されていた「マネーの虎」(初代)と言う番組に出演していた堀之内九一郎さん(生活倉庫創業者)は、ホームレスから社長になった人物です。

堀之内さんが、とある本の中でこんなことを書いていました。

「信じきれる師匠をもち、その教えを徹底的に自分に取り込んでしまいましょう。自分が納得できる部分だけをまねようなどと思うのは、思い上がりといえるものです。というのも、それは自分の価値観のフィルターを通してそこを通ったものしか受けいれていないわけで、本当の意味で師匠の教えを学んだことにはならないからです。」

私は、この言葉を聞いてハッとしました。

「自分が納得できる部分だけをまねよう」って感覚、これが自分がいつまでも成長できない要因だと。

私は、偉そ~なことは、とうてい言える立場にありませんが、本屋に行って一冊だけでも気になる本を手にしてみることをお勧めします。

その本が、あなたの人生を変えてくれるかもしれません。

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