新人スタッフF です。本日は、「対人関係に悩んだら(樹木希林)」についてお話しさせて頂きます。
せっかく会社に入社しても、ある時に退職してしまう人が少なくありません。
その理由の多くを占めるのは「対人関係」だと言います。
上司との折り合いが合わない、先輩や同僚との折り合いが合わない。
私は、会社に入社する時に、「会社は月謝を払って行くところではなく、お金を貰いに行くところ。年齢も違う色々な人々と仕事をしていくことになるが、基本的に気の合う、自分に都合の良い上司なんていると思わない方がいい。合わない上司に遭遇した場合、良い意味で自分が変われるきっかけになる。それが自分の成長に繋がるし、人間力を磨くことにもなる。」と父に言われたことがある。
確かに、上司や先輩、同僚と折り合いが合わないとの理由で退職していたら、何回退職しても止まらない。
仮に、転職して、たまたま物わかりのよい上司に仕えても、その上司もやがて転勤し、また新しい上司がやってくる。
その上司は、気の合う、物わかりのよい上司であるとは限らない。それが社会というものだ。
時に、部下にへつらうダメダメ上司も多い。
つまり、好かれたくて、無難にものごとを進めたくて、部下に対して物わかりのよい自分を演じる上司だ。
そのような上司は、部下を成長させようという優しさや信念はなく、自分自身に優しく甘い上司だったりする。
それでは、社会人として自分自身の成長は望めない。
社会性や人間力も高まらないだろう。
私自身も、物わかりのよい上司と仕事をした時よりも、厳しい上司、昭和な上司、理不尽な上司と仕事をした時の方が成長できたと実感している。理不尽な上司などは、反面教師として学ぶ機会と考え、自分自身を変えるしかないのだ。かなり苦しい思いはしたが。
もちろん、セクハラ上司やパワハラ上司は許すべきではない。(ただし、セクハラはその行為内容と受けた側がどうとらえるかが認定基準になるが、パワハラは、明確な認定基準があり、受けた側がどうとらえるかはあまり関係ない。社会にでて仕事することは大変なことであり、競争社会で勝ち抜くため、会社が求める業務パフォーマンスを遂行してもらうためには、心で泣きながらも厳しい指導をしなくてはならない時があるからだ)
今は亡き樹木希林さんが「対人関係に悩んだら」、どうしたら良いかについてお話しされてます。
「この人はこういう性格なんだと思うだけで、どうこうしようとは思わない。昨日と他人は変えられないが、明日と自分は変えられる。対人関係は存在そのままにあるがままに認める。周りは嫌な人ばかりと思っても、自分と同じレベルの人が寄ってくるものなんだから。それが出会いや縁じゃないですかね。他人から愛されるためには、愛されるに値する人間になるほかありません。まずは自分自身が成長し自分を磨くことです。それが結果的に良い縁につながっていくのです。言葉は人を傷つけることもあれば、幸せにもします。だからこそ巧みに選ばなければならないというのは私の気づきです。」(樹木希林)
特に「他人から愛されるためには、愛されるに値する人間になるほかありません。まずは自分自身が成長し自分を磨くことです。それが結果的に良い縁につながっていくのです。」の部分。
「今の自分自身の感覚、意識、容姿、そのありのままの自分を見てもらいたい!」の一点張りで婚活を進めている人をたまに見かけるが、これでは、俗に婚活市場で言われる同一スペックの人ともうまく行く確率さえ下がってしまう。
素敵な異性と出会い、幸せな生活を共に送るには、「愛されるに値する人間になる」「自分自身が成長し自分自身を磨く」ことしかないのだと思います。
仕事でも恋愛・結婚でも、今までの延長線上で楽して成果を得られるほど甘くはないのです。
結婚が目標ではなく、お相手の方と笑顔の絶えない明るく、仲良し家庭を築き、末永く寄り添っていくことを目標にすることが大切と言えるでしょう。
言葉を選ばず正直に言います。
まだまだ、20代、30代前半までは、気力・活力ともに充実していて仕事も私生活も一人でコントロールできるかもしれません。
しかし、人の人生は、脳が長く感じさせてくれるだけで、時間的には実は凄く短いもの。
いやおうなしに徐々に老いてくるのです。
ほぼほとんどの方が、年齢を重ねるにつれて、一人での生活に不安と焦りを感じて来ることは間違いありません。
確かに、逞しく一人で生きていく人生もあるでしょう。それもよい。
でも、仮に病気になっても、辛くて身近で信頼できる誰かに相談したくても親はいません。
人は色々な経験をして、人として成長すると、今まで気づかないことに気づくことになる。
無我夢中で日々を乗り越えることに精一杯であった頃には気づけないことがある。
ずばり言おう。
結婚する意味とは・・
結婚し、他人と一緒に暮らし、子供を育てることでしか分からない大切なことがあるからだ。
両親の有難さに心の底から気づき、子供の愛しさに気づき、あの時、父は(母は)こんな気持ちで私に接していたのか、色々な有難さ、貴さに気づくのです。色々な人に支えられ、愛されていることに気づくのです。
そして、何よりも自分自身が成長できる。
自分一人で過ごす人生を選ぶ生き方もよい。
ただし、それは先が見える。これからどうなっていくか、だいたい想像できる人生でもある。
大切なお相手と作り上げる人生は、この先何が起こるのか分からない楽しみがあります。
もちろん山あり谷ありかもしれない。
けれども、お相手から学び、自己成長していくことも人生を生き抜く醍醐味ではないか。
仕事でも私生活でも、結婚前も結婚後も、対人関係をよくする鉄則は、樹木希林さんが言うように、「他人から愛されるためには、愛されるに値する人間になるほかありません。まずは自分自身が成長し自分を磨くこと」に尽きる。
ありがとうの数だけ人は優しくなる、ごめんねの数だけ人は賢くなる、さようならの数だけ人は愛を知る。
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