この言葉は、森信三先生が残した有名な言葉です。
明治から平成を駆け抜けた大教育者でもあり哲学者の森先生ですが、その人生は、逆境の連続だったと言われています。
ご両親が離婚されたり、就職先がみつからなかったり、多額の借金を背負ったり。
愛する子供にも先立たれるという、あまりにも悲しい経験をされています。
そのような中で、たった一度の人生なのだから一瞬、一瞬に生きる情熱を燃やさなければいけない、と考えたそうです。
度重なる逆境を跳ねのけていった原動力は、「どうも人間というのはどこかで阻まれていないと、その人の真の力量は出ないようだ」といったご自身の境地からくるものだったようです。
現在、婚活に行き詰まりを感じているみなさまも多いのではないかと思います。
森先生もおっしゃっているように、「阻まれる」ことで「真の力量が出る」とするならば、今、まさに「阻まれている時」なのだと思います。
「人生二度なし」
一度しかない人生なのだから、悔いのないように、暗闇の中でも勇気を持ってその一歩を踏み出したいものです。
「一燈を提げて 暗夜を行く 暗夜を憂うること勿れ 只だ一燈を頼め」
これは、江戸時代の儒学者、佐藤一斎の言葉です。
「暗い道を歩くとき、一張の提灯をさげて行くならば、如何に暗くとも心配しなくてもよい。足元にただ提灯の灯りを照らして進むだけでいい」ということを言っています。
どんなに先が見えないような窮地に陥ったような場合でも嘆き悲しんだり、惑うことなく自分自信の生き方、志を信じて進めばよいと。
誰もが立ちすくんでしまうような暗闇の中で、不安に包まれて歩む時に足元を照らしてくれる灯りがあることはどんなに力強い支えになるか分かりません。
その灯りとなる意志や目標をしっかり持ち、その光が照らす道を力強く歩み進んでいきたいものです。
婚活では、自分の思った通りに行かず焦燥感や孤独感に苛まれ、行き詰ってしまうことも多々あると思います。
「この先、自分は一人で生きていく人生になるのか」「病気になった時、支えてくれる人が誰もいないのは不安しかない」等々。
そして、立ち止まってしまう。中にはそのまま諦めてしまう人もいます。
そのような時、自分自信をしっかり見つめ直し、希望という灯りで自分の歩むべき道を照らして一歩を踏み出す。
以前、アントニオ猪木さんが、「この道を行けばどうなるものか/危ぶむことなかれ/危ぶめば道はなし/踏み出せばこの一足が道となり/その一足が道となる/迷わず行けよ/行けばわかるさ」と事あるごとにお話しされていました。
これは猪木さんが作った言葉ではなく、「一休さん」(テレビアニメ)で有名な、一休宗純の言葉とされています。
人生二度なし、一度しかない人生なのだから、悔いのないように自分の道を照らしその一歩を踏み出して行こう。
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