頭が剥げていても愛が勝つ！

新人スタッフＦです。こんにちは！

私が、大学時代にコンビニでバイトしている際に知り合った女性が、その後時を経てある男性と出会いました。しかし、ある出来事から悩みを持ち、私に相談してきました。

話しはこんな感じです。

とある日、K子さんは、初めて彼氏のおうちに伺いお酒を飲みながら談笑。やがて、彼氏はあまりの楽しさにお酒が回ってしまったようで炬燵で寝てしまいました。

彼女は食べ物やお酒などのあと片付けをして、ひと段落したので炬燵に戻りました。

彼が風邪をひかないように、起こそうとしたところ、「むむ、彼の頭部付近で何か異変が？？？」。
お酒に酔っていて、目がチラチラしているのか、、、、、。彼女は全く想定していなかった異変に動転してしまいました。

一度、彼女は、台所に避難したが気を取り直し、また彼のところに。そして恐る恐る彼の頭部に自らの顔を近づけ頭の異変を確認したのだ。

すると、かつらが大幅にズレている状態であることに気づいたという。彼の頭部付近での異変の正体が分かり一瞬、ほっとしたが、、、。その時まで、彼がかつらであることを知らなかったという。

そこまで彼女に気づかれずにいた彼のパフォーマンスに、私は最大級の賛辞を贈りたい気持ちになった。

私への相談は、「彼が私に禿である事実、かつらを使っている事実を隠していたことが許せず、どう別れたらよいか？」・・・・、
とうことではなく「彼が禿でかつらを利用している事実を私が知ってしまったことを、彼が傷つかないようにどのように話したらよいか？」でした。

彼女には、彼が禿であろうがなんであろうが全く気にしない愛情があったのです。

彼が、彼女に「自分は頭が禿げていてかつらを利用している」と告白できず、今まで苦しみ続けていたことを可哀想に思ったそうです。

彼は直接告白はできないので、仮に、わざと自らかつらを大幅にずらし狸寝入りをして反応を確かめていたにしろ、ふたりの（特に彼女の）深い愛を確認できる出来事だったのではないか。

「彼が傷つかないようにどのように話したらよいか？」の私の回答はこうだ。

「禿であろうがなんであろうが気にならないほどの愛情があるのだから、その日、”頭部付近で何か異変が？？？”と気づくに至った経緯をそのまま明るく普通に話してみたらどう」と。

その後、お二人は結婚し今は一児をもうけ幸せな毎日を送っている。この話を思い出す度に、私は清々しい気持ちになれるのだ。